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新型インフル |
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作者:Administrator
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週四, 2009年5月21日 05:40 |
学生も勤め人も、次の休みが遠い月曜の朝は浮かない風だ。それにしても、これほどむごい「朝礼」はない。大阪市立高倉中の3年生が昨日、集合場所のJR新大阪駅で修学旅行の中止を告げられた。新型インフルエンザの仕業である。
午前7時すぎに市教委から指示された校長先生もつらい。「残念ですが、このまま引き返します」と絞り出すと、「うそや」「ありえへん」と涙ぐむ生徒がいたという。級友と東京ディズニーランドで遊ぶ至福の時は、お預けとなった。
新型インフルの患者が急増し、日本はたちまち世界4位の感染国である。兵庫県と大阪府では一斉休校、旅行の取りやめもその一環だ。働くお母さんは保育所休業で途方に暮れ、企業は出張を見合わせる。ウイルスは社会と経済の根に宿り始めた。
政府が備えてきたのは鳥から始まる強毒性インフルだが、流行中の豚由来は弱毒型らしい。大は小を兼ねるとはいえ、大仰な策を不用意に繰り出せば、四方に要らぬとばっちりが及ぶ。牛刀で鶏を割き、傍らの卵まで粉砕する愚は避けたい。
新大阪駅で卵を割られた生徒の中には、マスクを何枚も携えた子がいたそうだ。中学生ならば、夢に見た日のため、うつらない、うつさないの自己責任は負える。遠からずマスクが旅先で役立つことを祈ろう。
沖縄・奄美地方が梅雨入りした。世事混乱の中、きっちりと巡る季節がいとおしい。そして、万事が予定を裏切らない平らかな日々のありがたさ。ウイルスがそれに気づかせてくれるなら、小さな功といえなくもない。 |
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最後更新 ( 週四, 2009年5月21日 05:43 )
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